【外務員】#12_ 財務諸表と企業分析

2018. 11. 19. 11:53

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#12_ 財務諸表と企業分析

https://youtu.be/PrwHRP5HXSs



財務諸表と企業分析の重要ポイントについてお話しします。


株式を扱う外務員は株式会社の成績表である財務諸表の見方や

そこに書かれている数字の分析まで理解を深めておく必要があります。


企業の成績表である財務諸表には色んなものがありますが、

特に重要なの貸借対照表損益計算書です。


貸借対照表は 

決算日の財政状態を把握するためのもの、

損益計算書は 

企業の利益の様子を見る経営成績の評価を把握するためのものです。


貸借対照表の仕組みや損益計算書の仕組みについて

しっかりと理解しておきましょう。


その上で、そこに流れている数字を使って企業分析を行っていきます。

まず、損益計算書に書かれている利益を使った

収益性分析では何とか利益率というものがいくつも出てきます。

なんとか利益率と言われたらなんとかに占める利益の割合と覚えておいてください。


例えば、代表的なものとしては

自己資本利益率

自己資本に占める当期純利益の割合などがあります。


また、売上高に占める利益の割合として売上高利益率というものもあります。

次に、貸借対照表の分析としては安全性分析があります。


貸借対照表を細かく分けると

左右に5つのボックスに分ける事が出来ます。


この5つのボックスの何を分数の分母に持ってくるのか

分数の分子に持ってくるのか、これがなかなか難しいものですが、

しっかりと押さえておきましょう。


つのボックスというのはまず、

左側に 流動資産、固定資産、

右側に 流動負債、固定負債、自己資本

があります。


左右の事柄が分数に出てくる時には必ず

右側が分母、そして左側が分子になると覚えておくと良いと思います。


左右を比較する安全性分析の比率としては

流動比率、当座比率、固定比率、固定長期適合率などであり、

そして貸借対照表の右側を分析するものとしては

自己資本比率があります。


次に損益分岐点分析についてお話ししましょう。


企業の売上と費用がちょうどトントンとなり、

利益も損失もない、ちょうど +・ー ゼロになる

売上の事を損益分岐点と言います。


試験では絶対問題で損益分岐点の分析の問題が

出題されることがあります。


損益分岐点分析では順番に

限界利益、

限界利益率、

損益分岐点となる売上高などを計算した後、

最後に損益分岐点比率というのを計算する事になります。

順番に計算できるようにしっかりと押さえておきましょう。


財務事務所を落として貸借対照表と損益計算書の他に

キャッシュフロー計算書というものがあります。


これは現金の増減これを示す財務諸表となり、

それを使った指標としては 

例えば、売上高営業キャッシュフロー比率などがあります。


テキストでは3つの公式が載っていますが、

全て、分子は営業活動によるキャッシュフロー になっている

という所を押さえておくと学習しやすいと思います。


次は成長性分析です。

企業の前期と当期、両方の数字を確認して前期と比べて

どれだけ売り上げが伸びたかと、そのような分析をするもので成長性分析です。


損益計算書で最後に出てくる利益を当期純利益と言います。


この当期純利益のうち、どのくらいの割合を

株主に配当金として渡したのか、いわゆる株主に対する気前の良さなどを

表すものを配当性向と呼んでいます。


また、会社の資本金に占める、

配当金の割合の事を配当率と呼んでいます。


この配当性向 と 配当率 両方とも

配当金を使った率になりますが、

この2つは一緒に10点問題として出題される事もあるので注意しときましょう。


財務諸表と企業分析では

特に企業分析のところで様々な公式が出てきます。


分母と分子を間違えないようにきちんと覚えるようにしてください。


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by artis